L2 で扱った Cメジャースケール は「ドレミファソラシド」 — 白鍵だけで完結する綺麗な階段でした。 ですがメジャースケールの正体は音そのものではなく、隣接音の 間隔のレシピ です。
メジャースケールのレシピ: 全 - 全 - 半 - 全 - 全 - 全 - 半
このレシピを 別の音から始めれば、別キーのメジャースケール になります。
今回は G から始めて Gメジャースケールを組み立ててみましょう。
Gメジャーは F♯ が必要
G から「全 - 全 - 半 - 全 - 全 - 全 - 半」を順に当てると、構成音はこうなります。
| 度数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 音名 | G | A | B | C | D | E | F♯ | G |
| 全/半 | - | 全 | 全 | 半 | 全 | 全 | 全 | 半 |
注目は 7 番目の F♯。レシピ通りに刻むと、ここだけは白鍵 F ではレシピが崩れて F♯(黒鍵)が必要になります。
「Gメジャーは F に♯が 1 個付くキー」と覚えておくと便利です。
ちょっとした豆知識: 5度圏
C を出発点に 完全 5 度ずつ上 に登っていくと、
C → G → D → A → E → B → F♯ → ...
と進み、進むたびに ♯が 1 つずつ増えていく という法則があります(5度圏 / Circle of Fifths)。 Cメジャー(♯ 0 個) → Gメジャー(♯ 1 個)→ Dメジャー(♯ 2 個)…
今 G にいるということは、この旅の 最初の一歩 を踏み出したところです。
チャレンジ
- 「♪ お手本を聴く」 で Gメジャースケール上行(G4 → G5)の響きを耳に入れる
- お手本の中で F♯ がどこに来るか を意識して、下のピアノロールに同じ並びを打ち込む
- 「♪ 自分の打ち込みを聴く」 で答え合わせ。間違えやすいのは F の半音上 — そこは黒鍵です
詰まったら 💡 ヒント でお手本ノートを薄く重ねる、または Gメジャー ボタンで構成音の鍵盤行を色付けて使ってよい音を絞り込みましょう(オクターブ違いも色付きます)。
チャレンジ
G4 から G5 まで、Gメジャースケール(G-A-B-C-D-E-F♯-G)を 1 拍ずつ並べてください
自由メロディー作成
今度は Gメジャー の 8 音だけで、メロディーを作ってみましょう。
スケール内に F♯ が居るので、白鍵だけで作る Cメジャーとは違う 少し開けた / 凛とした キャラクターが出てきます。
スタートと終わりの音を G にすると、キーの中心が伝わるフレーズになりやすいです。
次の一歩
メジャースケールが「明るく / 開けた」響きだとすると、マイナースケール はもう一つの基本軸 —— 「落ち着いた / 物悲しい」響きを担います。次のレッスンで Aマイナーを打ち込んで、もう一つの色を耳に入れましょう。