← 章一覧へ戻る

スケール入門 ・ Lesson 4

マイナースケール(自然短音階)

メジャースケールが「明るい・前向き」な響きを担うなら、マイナースケール は「落ち着いた・物悲しい」響き。 ポップスでもバラードや切ない曲はだいたいこちら側です。

その入り口にぴったりなのが Aマイナースケール(自然短音階)。 ピアノで言えば、A から白鍵だけを順に並べる スケールです。黒鍵を一切使わない、もうひとつの「シンプルな階段」。

マイナースケールのレシピ

自然短音階(ナチュラルマイナー)のレシピ: 全 - 半 - 全 - 全 - 半 - 全 - 全

メジャーの「全全半全全全半」と並べてみると、半音が来る場所が違う だけ。これが響きの違いを生みます。

度数12345678
音名ABCDEFGA
全/半-

B → CE → F隣同士の白鍵 = 半音。 他の全ての隣接は黒鍵を 1 つ挟む = 全音。 A から白鍵だけ順に並べると、自然と「全 - 半 - 全 - 全 - 半 - 全 - 全」が出来上がります。

メジャーとの関係: 平行調

Cメジャーと Aマイナーは 同じ構成音(全部白鍵) で出来ています。 スタートする音が違うだけで、響きの性格がガラリと変わる。 このペアを 平行調(へいこうちょう / parallel “relative” key) と呼びます。

Cメジャー = ド始まり = 明るい・落ち着く Aマイナー = ラ始まり = 切ない・浮遊感

「同じ音の集合でも、どこを 基点(主音) にするかで景色が変わる」 — これがスケールの面白さです。

チャレンジ

  1. 「♪ お手本を聴く」 で Aマイナースケール上行(A4 → A5)の響きを耳に入れる
  2. メジャーとは違う「物悲しい」感じを意識しながら、下のピアノロールに同じ並びを打ち込む
  3. 「♪ 自分の打ち込みを聴く」 で聴き比べる

ヒント: 黒鍵は使いません。A4 から白鍵だけを 8 つ 順に並べれば完成します。 迷ったら 💡 ヒント でお手本を重ねる、Aマイナー ボタンで使う鍵盤を色付けて参照しましょう。

チャレンジ

A4 から A5 まで、Aマイナースケール(A-B-C-D-E-F-G-A)を 1 拍ずつ並べてください

120 BPM ・ 8 拍 ・ ドラッグで音長指定 / 両端ドラッグでリサイズ
A5
G#5
G5
F#5
F5
E5
D#5
D5
C#5
C5
B4
A#4
A4
G#4
G4
F#4
F4
E4
D#4
D4
C#4
C4
B3
A#3
A3

自由メロディー作成

Aマイナーの音だけを使ってメロディーを作ると、自然と 物悲しい / 落ち着いた 雰囲気のフレーズが生まれます。 同じ白鍵 8 音でも、Cメジャーで作ったメロディーとは響きの性格が別物になる —— これを耳で確かめてみてください。スタートと終わりの音を A に揃えると、マイナーの落ち着きが際立ちます。

次の一歩

メジャー(明るい)と マイナー(暗い) — 2 つの基本色が揃いました。 次のレッスンでは、同じ C から始まる メジャーとマイナーを直接聴き比べて、 構成音の違いが響きにどう効くかを耳と目で確かめます。

自由メロディー作成

Aマイナーの音だけを使ったメロディーラインを作ってみましょう

120 BPM ・ 16 拍 ・ ドラッグで音長指定 / 両端ドラッグでリサイズ
A5
G#5
G5
F#5
F5
E5
D#5
D5
C#5
C5
B4
A#4
A4
G#4
G4
F#4
F4
E4
D#4
D4
C#4
C4
B3
A#3
A3
使うスケール: