ここまでのメジャー / マイナーは 7 音 で構成された階段でした。 今回は音数を 2 つ減らして 5 音だけで作るスケール、その名も ペンタトニックスケール に進みます。 ペンタ(penta)= 5、トニック(tonic)= 音 ── そのまま「5 音音階」です。
Cメジャーペンタの作り方
L2 で覚えた Cメジャー(ドレミファソラシド = 7 音)から、4 度の F と 7 度の B を抜くだけ。
| 度数 | 1 | 2 | 3 | 5 | 6 | 8 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 音名 | C | D | E | G | A | C |
残るのは C - D - E - G - A の 5 音(オクターブ上の C を入れて 6 音並べると階段が完成)。
どうして「外れにくい」のか?
抜いた F と B は、それぞれ近隣の音と 半音 でぶつかる位置にあります。
B→C: 半音差(強く解決を要求する音)E→F: 半音差F→G: 全音だが、Bと組むと不協感が出やすい
この 半音のテンション源 を 2 つ抜くと、残った 5 音はどう並べても角の取れた響きになります。 だから ロックギターのソロ や 童謡・民謡 で多用される定番スケールなんです。 「とりあえずペンタを弾けば外れない」── これがプロでも使う安全ネット。
チャレンジ
- 「♪ お手本を聴く」 で Cメジャーペンタ上行(C4 → C5)の響きを耳に入れる
- 7 音メジャーとの違い ── F と B が無い スカッとした抜けの良さを意識して、下のピアノロールに同じ並びを打ち込む
- 「♪ 自分の打ち込みを聴く」 で答え合わせ
詰まったら 💡 ヒント でお手本ノートを薄く重ねる、または Cメジャーペンタ ボタンで構成音の鍵盤行を色付けて使ってよい音を絞り込みましょう(オクターブ違いも色付きます)。
チャレンジ
C4 から C5 まで、Cメジャーペンタ(C-D-E-G-A-C)を 1 拍ずつ並べてください
自由メロディー作成
Cメジャーペンタの 5 音だけで、自由にフレーズを組んでみましょう。
どの順番で並べても破綻しない のがペンタトニックの強みです。
跳躍(隣じゃない音への飛び)を交えると、童謡らしい伸びやかさが出ます。
スタートと終わりを C に揃えると、キーの中心がすっと伝わるメロディーになりやすいです。
次の一歩
メジャーから 2 音抜いた 明るいペンタ が体に入ったところで、 次は マイナーから 2 音抜いた『マイナーペンタ』 に進みます。 ブルースやロックのギターソロで一番よく聞くスケール ── 同じ 5 音音階でも、響きの色がガラリと変わります。