L6 で メジャーペンタ が体に入ったので、もう一つの 5 音音階 ── マイナーペンタトニック に進みます。 ブルース、ロック、ファンク、J-POP の泣きメロまで ── ギターソロを聴いていて「あ、それっぽい」と感じるフレーズの ほとんどはこのスケール で組み上がっています。
Aマイナーペンタの作り方
L4 で覚えた Aマイナー(A-B-C-D-E-F-G-A = 7 音)から、2 度の B と 6 度の F を抜くだけ。
| 度数 | 1 | 3 | 4 | 5 | 7 | 8 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 音名 | A | C | D | E | G | A |
残るのは A - C - D - E - G の 5 音(オクターブ上の A を入れて 6 音並べると階段が完成)。
Cメジャーペンタと同じ構成音 = 平行調関係
ここで前のレッスン(L6)の Cメジャーペンタを思い出してください。あれは C - D - E - G - A でした。 今回の Aマイナーペンタは A - C - D - E - G。
構成音は同じ 5 音 (A, C, D, E, G)。スタート音だけが違います。
L4 で見た「Cメジャー / Aマイナーは平行調(同じ白鍵 7 音、起点が違うだけ)」── あの関係が、ペンタトニックでもそのまま生きています。 スタート音 = 主音をどこに置くか で、明るく聴こえたり物悲しく聴こえたりする。これがスケール感覚の核心です。
なぜ王道なのか
抜いた B と F は、Aマイナーの中で 半音テンションを作る音 です。
B→C: 半音差E→F: 半音差
この 2 音を抜くと、残る 5 音は どう跳んでも引っ掛かりが少ない。
おまけに C - E のマイナー 3 度や E - G のマイナー 3 度がスケール内に潜んでいて、
ブルースっぽい / 哀愁のある 響きが自然に出てきます。
ロックギタリストが「迷ったらマイナーペンタ」と言うのは、外れにくくて、しかも色っぽいから。
チャレンジ
- 「♪ お手本を聴く」 で Aマイナーペンタ上行(A3 → A4)の響きを耳に入れる
BとFが無い ── 半音の引っ掛かりが消えた、ぶっとい / 渋い響きを意識して、下のピアノロールに同じ並びを打ち込む- 「♪ 自分の打ち込みを聴く」 で答え合わせ
詰まったら 💡 ヒント でお手本ノートを薄く重ねる、または Aマイナーペンタ ボタンで構成音の鍵盤行を色付けて使ってよい音を絞り込みましょう(オクターブ違いも色付きます)。
チャレンジ
A3 から A4 まで、Aマイナーペンタ(A-C-D-E-G-A)を 1 拍ずつ並べてください
自由メロディー作成
Aマイナーペンタの 5 音だけで、自由にフレーズを組んでみましょう。
跳躍(隣じゃない音への飛び)や同音連打を交えると、ブルース / ロック特有の 節回し が出てきます。
スタートと終わりを A に揃えると、マイナーペンタの落ち着き & 渋さが際立ちます。
次の一歩
第 1 章の 4 種スケール ── Cメジャー / Cマイナー / Cメジャーペンタ / Aマイナーペンタ ── が出揃いました。 最後の L8 では、この 4 つを 同じピアノロールで聴き比べ て、響きの違いを体に焼き付けます。 卒業課題として、どのスケールでも自由にメロディーが作れる演習場も用意しています。